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野ばらさんと言えば、「下妻物語」なのだろうけれど、私は読んだことも映画を見たこともない。
野ばらさんの本は「エミリー」以来。
天草四郎の話。
天草四郎といえば島原の乱。
中学以来の日本史(高校は世界史だったの)の記憶を辿ると、天草四郎は切支丹で美少年(ここ重要)だったような。
という私の意味のない記憶は置いといて、興味深いのは天草四郎という人間。
何者だったかのかという点。
天草四郎という人間と一揆の総大将になった理由が逆説的に描かれていて面白かった。
そういう捉え方もあるのだな、と。
この本の中で、天草四郎は「デウスは無慈悲だ」というようなことを言う。
宗教って人を救うものといいながら、宗教のせいで人の血が沢山流れているのって、なんか矛盾しているような気がしてならない。
でも、信仰とか宗教って内心の自由だし、それを私達が侵す権利というのはない。
信仰ってなんだろう、宗教ってなんだろう、そんな風に答えが出るはずもないことについて滾々と考えてしまった。
ちなみに、天草四郎の母の洗礼名は「マルタ」らしい。
「加納マルタ」を思い出した。
村上春樹ネタです。


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