ただ、君を愛してる

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ただ、キミを愛してる

ただ、キミを愛してるを見てきた。純粋な恋愛映画を見て、涙を流せたらと思って。いかにもな感じはするけれど、こういう映画も好きだ。

たまたまお仕事が順調で、お給料日で、しかもいつもより暖かいから、久しぶりのレイトショー。
今日は、独りきり。映画館を独り占め。幸せ。

宮崎あおいがおかっぱで眼鏡を掛けててアラレちゃんみたいなんだけれど、その奥の笑顔がめちゃくちゃ可愛い。
静流のコンプレックスが自分とダブる。素敵な女の子がいて、自分じゃ到底敵わないと分かっていて、だから苦しくて、誠人に八つ当たりというか、行き場のない気持ちをぶつけたり。いつか素敵な女性になるんだから!後で後悔したってしらないんだから!って相手に強がってみたり。

好きな人が好きな人を好きになりたかっただけ。
そんな風にいえる静流がうらやましいと思う。普通、好きな人が好きな女性のことなんてなかなか好きになれないよ。少なくとも私は。好きになりたくても、心がしくしく言うもの。

静流の最後の嘘は好きだ。
誠人の心にまだ生きているから、だから、彼の心の中でだけでも生き続けようとする嘘は切ない。
人は誰かの心の中でしか生きられないのだと思う。たとえ、生きていても誰からも忘れられてしまえば、ある意味それはもう存在しないのと同じなのだと思う。

好きという気持ち。誰かを一途に思ういう気持ち。
「付き合うだけが恋愛じゃない。片思いも完璧な恋愛だ」みたいなことを誠人が言っていて、人を好きだと思う気持ちって、やっぱり素敵だなあと思う。
やっぱりね、付き合うというカタチを求めてしまう。好きな人の気持ちを自分のものにしたいと思う。それは当たり前な気持ちだ。
でも、純粋にただ人を好きになって想うということが、私には必要な気がする。
相手に何かを求めたりするんではなくて、純粋に好きと想うこと。

今の私には、まっさらな気持ちに戻って一に戻ることが必要な気がする。
今年は、8年間ずっと引きずってきた痛みも清算できた。
悲しいことだけれど学生の頃から好きだった彼とも別れて数ヶ月。
心が落ち着いてきた。
私は一から人を好きになることを始めたほうがいいような気がする。
齢25にして、一に戻って、ただ純粋に人のことを好きになれたらと思う。
まあ、しばらくは自分の心を自分自身で満たせるようになりたい。孤独とか寂しさで人のことを好きになるのはよくない。自分の心が満ち溢れているときに誰かを好きになれれば、たぶんそれは本物のような気がする。
そういう決心に似たような気持ちが最近沸いてきて、いつか「ただ、君を愛してる」と言える恋愛ができたらいいな。

映画館から駅までの帰り道、テクテクと20分。
主題歌を口ずさみながら、歩いた。
カタルシスのおかげなのか、ただイルミネーションがきらきらしていたおかげなのか、なんだか心が少し軽くなった。

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このページは、mayuzoが2006年11月21日 23:08に書いたブログ記事です。

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