シャガール、その愛のかけら

シャガール、その愛のかけら
「宇都宮美術館開館10周年記念展 シャガール、その愛のかけら」Chagall and Jewish Mysticism
に行ってきました。

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招待券をもらったものだから。
わーい!わーい!
でも、ペアチケット。
しかも、ハート型!
うぐっ。
私にどうしろと?
と思いながら、1ヶ月すぎ、結局、職場の先輩(女子)をお誘いして行って来た。

シャガールは好きです。
分けわかんないけど、でもすごくポエティック。
MOMA展とマルク・シャガール展で見た「誕生日」が好きで、シャガールの気持ちが伝わってくるようだった。
あの絵をきっかけに、シャガールに勝手に親近感。
何かその絵の中に彼の感情を読み取れるような気がして、それを感じたいと思うわけです。
まあ、勝手に彼の気持ちを妄想しながら絵をみるのが楽しいだけなのだけど。

今回の企画展はシャガールの愛のかけらを集めたもの。
愛。
それは、恋人への愛だけじゃなくて、祖国への愛だったり、同胞への愛だったりもする。
シャガールは「ぼくにとって神とは愛だ」と言ってるの。
ユダヤ人にとって、神を描くことは禁じられている。
偶像崇拝は禁止されているから。
でも、それでもなお書こうとした神の姿。

愛は決してHAPPYなものだけではない。
そこには深い悲しみも伴うものだ。
ベラの死。
その頃の絵は、青くて、悲しみの色だ。

ユダヤ人というだけで居所を追われる恐怖。
友人に裏切られたときの慄き。
そういったものも混在しながらも存在した彼の愛。

私が彼の絵になぜか惹かれるのは、そこに彼のそういった感情が込められているからなんだろうな、きっと。

20代の頃はパリでキュビズムの影響を受けたらしく、画風もまだ模索している感じ。
どんどんシャガールらしくなってくる。
牛と鳥がいつもでてくるの。
そして、男性はどちらかというと女性的。
女性を抱きよせるというよりは、女性に寄り添う感じで頼りなげ。
母を早くに亡くしたようで、ベラが妻であり母であったように、彼が女性に見ていたものは母性だったのかなぁと。

彼が50代くらいの頃の絵は、人を悲しくさせる。
でもね、死ぬ一年前(96歳のとき)に書いた彼の絵《緑、赤、青の恋人たち(街の上で)》は、幸福感が溢れていたよ。
最後にたどり着いたのは、ここだったのかなぁと思いながら見ていた。

そんな感じの企画展。

周りが林で素敵な美術館ですね。
きっと5月くらいになると、新緑が萌えて綺麗なんだろうなぁ。
すごく車が欲しくなりました。
美術館への並木道を走って、ここにこれたら楽しいだろうな。
また、来たいな。

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このページは、が2007年3月17日 23:43に書いたブログ記事です。

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