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雑誌の書評で気に入って、読んでみた。
時間までの暇つぶしと思ったけれど、止まらなくて一気に読んだ。
直美の語りなのだけれども、とても魅力的な女性だと思う。
それがフィクションであっても。
知的で、皮肉屋で、大人のルールから逸脱していて。
彼女の言葉は好きだと思う。
胸に響く。
清く正しい大人というのはどれくらいいるのだろうか。
心に秘めたものに鍵をかけて死ぬまで閉まっておくことは、誰しもひとつぐらいあるのかもしれない。
人生の宝物が、途方もない激しい感情を経験することであるならば、私はきっと宝物を見つけ、そしてまた新たな宝物を探し続けているのだと思う。
どうしようもない思いというのは、風化してしまえばいいと思う。
苦しいと思う.
でも、これもきっと宝物で、死ぬときに良かったといえるものなのだと思う。
読み終わったらジョニ・ミッチェルが聴きたくなった。
なんだか泣きたくなった。
この小説が好きだと思った。


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