水曜の朝、午前三時

水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)
蓮見 圭一

新潮社 2005-11
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雑誌の書評で気に入って、読んでみた。
時間までの暇つぶしと思ったけれど、止まらなくて一気に読んだ。

直美の語りなのだけれども、とても魅力的な女性だと思う。
それがフィクションであっても。
知的で、皮肉屋で、大人のルールから逸脱していて。
彼女の言葉は好きだと思う。
胸に響く。

清く正しい大人というのはどれくらいいるのだろうか。
心に秘めたものに鍵をかけて死ぬまで閉まっておくことは、誰しもひとつぐらいあるのかもしれない。

人生の宝物が、途方もない激しい感情を経験することであるならば、私はきっと宝物を見つけ、そしてまた新たな宝物を探し続けているのだと思う。

どうしようもない思いというのは、風化してしまえばいいと思う。
苦しいと思う.
でも、これもきっと宝物で、死ぬときに良かったといえるものなのだと思う。

読み終わったらジョニ・ミッチェルが聴きたくなった。
なんだか泣きたくなった。
この小説が好きだと思った。

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このページは、が2007年10月10日 20:27に書いたブログ記事です。

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